AMEDA会所属の科学者“Dr.ライデン”は、本部とは別に自前の研究施設を所有している。その名は“雷神系人造人間雷電式開発研究所”略して『雷々研(らいらいけん)』という。
元々は、県民の生活に役立つようなロボットを開発していたライデンだが、本部の方針が「戦闘用人造人間の研究開発優先」に変更されたため、それに従った形だ。なぜ彼が、疑いもなく本部の方針に従ったのかは不明。
ビートファイターAceの敵として初めて登場するビリー達は、ライデンによって雷々研で製造された戦闘用人造人間だ。ライデンは、身の回りにある生活雑貨を基にして、こうした人造人間を開発するスペシャリストなのである。
■意外と強い戦闘員ロボット【ビリー&ビリ子】
Dr.ライデンが、戦闘用として最初に作り上げたダイナミックアンドロイド。コンセントプラグの延長コードを基にしているため、量産性が高く、修理もしやすい。
戦闘能力は意外と高く、格闘戦の他に電磁攻撃や専用の武器攻撃も得意としている。
戦闘以外でも、探索や、家事手伝い、老人介護など様々な状況下で任務を実行できるように汎用性の高い能力を持っている。
弱点としては、●会話ができない ●戦闘能力が不安定 ●電池が切れると動けないなど、さすがに安価な作りだけのことはある。
始めライデンはオス型のビリーだけを何機か生産していたが、「身の回りの世話はやっぱり女の子にしてもらいたいじゃないですか!」というスケベジジイ根性によって、延長コードのメス部分を使った“ビリ子”を作ってしまった。だがこのビリ子が意外にも優秀だったため、最前線で活躍させているという。
ちなみに、ビリーとビリ子の頭パーツは、「子供の教育上好ましくない」という理由から、接続しにくい設計になっている…どうでもいいが…
■産廃処理もできる最強のお掃除ロボット【マジデ・クリーン】
Dr.ライデンが開発した、新型お掃除用アンドロイド。掃除用洗剤のスプレーやスポンジ、モップなどを基に製造された。全体のフォルムが肉食恐竜っぽいのは、完全にライデンの趣味らしい。
粗大ゴミや産業廃棄物なども強靭なアゴでバリバリと噛み砕き、パワフルに処理してしまう怪力の持ち主で、装甲が厚く防御力も高い。
最新型のお掃除AIを搭載し、なんでも本気でキレイにしてくれるため、「マジデ・クリーンが通った後はバイキン一つ残らない…」と業界内では恐れられているとかいないとか…
噛み砕いたゴミ等は体内で処理され、圧縮されたモノがお尻から排出される。その時、栓の役割をしているシッポは取り外さなければならず、非常に重量バランスが悪くなり、戦闘能力が著しく低下してしまうのだ。
つまり簡単に言うと、シッポを引っこ抜けば弱くなるという事だ。
■江戸時代から生き続ける改造人間【ドクター・ライデン】
AMEDA会創設メンバーの一人であり、人造人間開発研究家。
本名は不明だが、雨田家の人間らしい。
200歳を超える老人であり、江戸時代から少しずつ自分の体を改造しながら生き続けている。いや…もうそうなったら妖怪ですよね…。
身の回りの道具から人造人間を作り出す、独自の技術だか魔術を使って、ビリーなど戦闘能力を持つ危険なアンドロイドを製造し続けている。
本来の目的は不明だが、ビリーたちを使ってリッチーを探しているらしい。
Aceの正体がリッチーであることは今の所知らない模様。
自分がドンドン歳をとるから、ひがんでいるのだろうか?今どきの若者が大嫌いらしいのだが、子供は意外と受け入れる。
何かと「年寄りを敬いなさい!」などと説教をする。
やっぱりお爺ちゃんなので、自分から直接戦おうとはせず、自分が開発した人造人間達をけしかける事しかしない。
まだまだ謎の多いご老人。