8/26日追記&一部文章の修正をしました。

●「秋田を守るつもりは無い」と言うヒーロー、ビートファイターAce


今回は、最近ツイッターでAce自身がつぶやいた「秋田を守るなんて気はありませんよ……」という発言の意味を説明しようと思う。

何かのイベントでショーをさせてもらう場合、ビートファイターAceの事を『秋田の新ご当地ヒーロー…』と紹介されることがあるのだが、私は少々違和感を覚えてしまう。
なぜなら、Aceには、その『ご当地要素』がほとんど無いからだ!

確かに、広い意味ではご当地ヒーローに違いないのだが、秋田のご当地ヒーローは言わずと知れた『超神ネイガー』である。
「戦う秋田名物」という異名を持つほどに、秋田の名産物や特徴をデザインや設定に盛り込んでいる上に、「秋田を守る!」と公言しているのだから!
彼こそが秋田県のご当地ヒーローであり、秋田を守る使命を持ったヒーローと言える存在だと思っている。
ネイガーを差し置いて「秋田を守る!」とは言えないし、思ってもいないのである。
だからこそAceは、「そっちはネイガーに任せておきます」と言っている訳だ。

できればビートファイターAceの事は、「秋田の新ヒーロー」または「秋田の新しいローカルヒーロー」と呼称して頂けると嬉しい…です。 どうでも良いこだわりですけどね…

●『正義の味方』とは何なのか?

『正義』とは、「人の道にかなっていて正しい事」という意味である。
『正義の味方』というと、TVなどで活躍するスーパーヒーローたちの代名詞として現在広く知られた言葉だが、いつから使われ、本来どんな意味を持つのだろうか?

この言葉が最初に出てきたヒーローは“月光仮面”だそうな。
月光仮面は“薬師如来(やくしにょらい)”という仏の脇に座す“月光菩薩(がっこうぼさつ)”がモチーフだと言われている。
神仏そのものが『正義』ならば、『正義の味方』とはその「神仏を守る存在」ということになるだろう。
決して自分は正義ではない」という深いの意味が込められていたのだ!

『神仏』については様々な解釈があるだろうが、「社会の秩序、人の命や幸せ」と置き換えれば解りやすくなるかもしれない。
つまり、正義の味方とは、一般的な社会秩序や人間としての幸福を守る使命を持った存在という意味で捉えて間違いないと思う。
ということは、現実社会でそれを担うのは警察ということになるだろう。

フィクションの世界では警察の手に余る悪の存在から人々を守るためにヒーローが必要なわけだ。
ビートファイターの劇中では、友人の“にゃお”がビリー達にさらわれて、Aceが警察に電話するシーンがあるが、
「コンセントの怪人に女の子が誘拐された」という内容であるため、まったく相手にされなかった…

●ビートファイターAceは何を守るヒーロー?

Aceが今の所ヒーローとして守ろうとしているのは「自分の仲間達」だけである。
ビートファイターシステムの稼働実験を邪魔するDr.ライデンたちから研究員やシステムを守るだけの警備員の様なヒーローと言えるだろう。

もちろん、目の前で苦しんでいる人を他人だからって見過ごす非常な男ではないが、人間として弱い感情があるが故に、迷いや恐れで守りきれない事態は起こりうるはずだ。

「人間臭くて正義の味方になりきれないヒーロー」それが現在のビートファイターAceなのだ!
だが、この先ヒーローとして成長していったら、真の正義の味方に目覚めることがあるかもしれないし、無いかもしれない…

●他にも存在する「正義の味方ではないヒーロー」(8/26追記)

ここまで書くとAceの様な「正義の味方ではない」ヒーローは珍しいように聞こえるだろうが、
TVヒーローの中にも、実は意外と居ることを皆さんはご存知だろうか?

中でも分かり易いのは、平成仮面ライダーシリーズの『仮面ライダー龍騎』であろう。
このライダー達は、自分たちが持つそれぞれの願いを叶えるためにライダー同士で戦い合うという話だし、
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』も、拳法の流派同士の因縁対決が主軸の物語だ。
『非公認戦隊アキバレンジャー』なんかは“公認戦隊”になるのが目的で「正義の味方風」に戦っていたし…

これらのヒーローは、話の中で結果的に人助けをする展開はあるが、始めから正義のために戦っている訳では無いのだ。
もちろん自分たちが守りたいものや行動に正義があると信じて戦っている者も居るだろうが…

Aceの物語は基本的に勧善懲悪ではない。敵には敵の目的があるし立場がある。AMEDA会も元々秋田を活性化させることが目的だったし、ライデンだって関係無い一般人は襲ったりしないのだから。